子供の小学校選びはとても重要な問題ですよね。
公立小学校という選択以外にも、私立小学校に入学させてあげたい!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
少子化で一見すると倍率は下がっているように思える東京都内や都市部の私立小学校の入学率ですが、首都圏の私立高校受験数の推移を調べると、受験者数は約1割上昇しています。
私立小学校には教育理念があり、教師も各分野に特化して勉強している方が多いです。
実際に教師の方から聞いたお話しですが、音楽を専門としているのに別の分野の教育、例えば国語を教えるというのは無理がある。とおっしゃっていました。
それはそうだな、と思いました。
ずっと音楽が好きで専攻してきて、その分野には熱心でも他の分野を網羅して教えられるか?というと難しいでしょう。
少子化ですから、子供の数自体は少ないわけですが、家庭の中の子供が少なければ、大切な子供に良い教育を!と考える方が増えるということも考えられます。
子供に少しでもいい教育を!という親が増える
■もくじ
私も以前中国・北京で仕事していたことがあります。
ビジネスパートナーは、日本が大好きで日本の大手企業(聞けば知らない人がいない企業)に所属して、その中国支社を経験された方です。
私は学歴もありませんし、小さな商売をやっているレベルなんですが、その方はやり手。
その後独立されて中国で会社をなさっていますが、所得も高いです。
でも中国は一人っ子政策という、どんなにリッチな方でも一人しか子供を産んで育ててはいけないという法律があるんですね。(国外の籍にする、という裏技を使っていらっしゃるリッチな方にお会いもしましたが・・・)
一人しか子供がいないのですが、とにかくお子さんの教育にお金をかけないと、国が信用できないから英語は必須だしアメリカに行かせたり、とにかくお金がかかる、とおっしゃっていました。
まあ、とにかくお金をかけて大切に育てていらっしゃるわけですよね、大切な一人っ子ですから。
政治とか国の法律のことには良し悪しあるでしょうが、日本は住みやすいんだなあ、と思ったのを昨日のように覚えています。
そんなわけで、みんなが教育に投資をし出すので、競争も激化しちゃうんですよね。
幼稚園どうしよう?で出遅れた・・
我が家(こども内閣)では、幼稚園をどうしようか?という時点で出遅れました。
夫婦で話し合っていたんですが、仕事の忙しさを言い訳に後手後手になってしまいました。
気がついたらもう幼稚園の説明会も終わってる・・・
そして、願書!
急いで願書を出し、なんとか合格しました。
やった!
飛び上がって喜びました。
ところが、こども内閣のケチャップ総理(当時3歳)は割と大勢の子たちと馴染むのが苦手だったのです。
幼稚園、年少の9月くらいには、いじめにあっていた(本人申告)ようで。
幼稚園のママに派閥が
タイミングが重なって、おそらく首都圏の幼稚園あるあるなのでしょうが、ママたちに派閥ができていました。
私は男性なので、ランチ会にも行きません。
朝は週に3回ほど一緒に登校しますが、そこでお母様方と会釈するくらいです。
ですが、妻は派閥のボスに誘われるんですね。
ご近所のランチ会に行くといって、帰ってくると先生の愚痴や他人の批判になるんだそうです。
うわー、こういうドラマみたいな世界って実際にあるのか・・・ドロドロだ、と。
あっちのグループには属さない方がいいわよ。
割と純粋な方が標的になっていたみたいですね。
どこのグループにも属さないで、細身だけどドンと大きく構えている方もいました。
3歳のケチャップ総理を送り届ける時に、あ、あの方は凛としてるなあ。とか、芯がありそうだ、と思ったものです。
誤解を恐れずにいえば、弱いから集団になるんですよね。
男の世界とは違うので私にはなんとも言いづらいのですが、私が経営しているお店の、7人中6人が女性という時があります。
男性1人とは私なんですが。
やっぱり密に情報交換して、ランチをして、お茶をして。
女性のネットワークって誰かの何かの動きにとっても敏感なんですよね。
妻もこういうのは嫌になってしまって、残念ながら12月でやめました。
9月から3ヶ月悩んだんですが、せっかく入れたし。
人間関係もドロドロ、辞めてみるか
でも、人間関係がドロドロしてしまった。
何よりも子供はどうだろう?
別の道もあるんじゃないかな?
ある私立小学校に入学するには、とても有利と言われていた幼稚園ではあるんです。
英語の教育も充実していましたし。
でも、思い切って幼稚園は8ヶ月で辞めました。
さて次の幼稚園はどうしよう?
でも、本当に幼稚園って必要なのかな?
昔のシステムで教えているわけだし、タブレットで海外の優秀な方の授業を受けるとか、いくらでも方法はあるんじゃないかな?と思いました。
未だにドロップスの歌が歌われている
幼稚園の参観をしてみると、懐かしくなるんです。
あぁ、私もこんな時があったなあ。
むかし、泣き虫神様がぁ・・・ドロップスの歌歌ったなあ。
でも、約40年前と今で教育の基盤って変わってないんじゃ?
私の通っていた幼稚園は英語はありませんでしたが、お弁当の歌まで一緒でした。
私が育った以前は、物を作れば売れました。
みんな喜んで消費しました。
人と同じ物が良かったし、良い学校に入れば良い企業に就職できる!というのは事実でした。
私は2018年現在は40歳ですが、私が就職活動をした20年前は就職氷河期でした。
せっかく一流大学を出た人も路頭に迷うという時代です。
今、逆の立場で採用面接をさせていただくことが多々あります。
うちは大企業じゃないですが、学歴はチラッと目を通すだけです。
そこよりも、共感力とか、挑戦する意欲とか、他の人が持っていない物を見ます。
昔、同じ物が売れて、同じように働き、同じように大学に行けば就職できる時代から、
いかに人と違った価値を生めるか?
人と違った発想ができるか?
そういう人が今の世の中では重宝されていると思います。
同じ物を作っても世界では通用しないですから、どこにもないような物を作って、インスタグラムで発信すれば良いわけですからね。
同じような人を育てる教育は必要?
同じような人を育てるための、同じような幼稚園。
私の知る限りの40年前から変わっていない幼稚園に、意味ってあるのかなあ。
こうしてプリスクールに行き着きました。
教えてくれる方は、ネイティブの方。
学費は上がったので無理しましたが、休めば振替がききます。
お母さん同士の繋がりやお付き合いもありません。
海外からいらしたお母さんもいて、ドライだし、時間から時間預けて、パッと帰っていく。
こういう方が良いかもしれない!と思ったのです。
週5回、朝から夕方までとなると(経済的な)体力もありますから、最初は週3回、朝から14時まで。
あとはしまじろうの英会話で補えば十分じゃない?となりました。
プリスクールの様子はいつもブログで見ていて、すごく楽しそう(に見える。)
定期的にある授業参観は、別部屋でムービーを見ます。
こうすることで普段の生徒の様子がわかるから、という配慮だそうです。
先生の数も生徒の数に対して多いし、
発表する!といった場面は、良い勉強だと思います。
これからの国際化社会で日本人がもっとも苦手なことに違いありません。
自己表現が苦手な人って、多いです、日本人(私も苦手・・・。)
海外ビジネスは、主張が強いです。
私も、はっきり、君はどう思う?と聞かれることは多かったです。
えっと・・・とまごまごしてると、じゃあ君は?と話を飛ばされることは日常茶飯事でした。
自己アピールできないと存在しないも同然!みたいな文化って本当なんですよね。
こうしてケチャップ総理は2年間、英会話で日常が構成されるプリスクールに通うことになります。
自宅で、しまじろうもっとやりたい!と言うようになりました。
スラスラ解けていくから面白いんでしょう。
タブレットがついてきて、Great!とか、いいところで声かけしてくれるんです。
プリスクールに行っていなくても、しまじろうの英会話は良いですよ。
落合陽一さんも最近の本で書いていた
メディアアーティスであり、博士である落合陽一さんと、堀江貴文さんが対談された本にこういうフレーズがありました。
現代の日本社会において、その教育システムの中にいる6歳から18歳くらいの子どもたちはあまりにも不幸だと思う。義務教育や高等教育が当たり前だという、あたかも本当のように聞こえる嘘の中を生きていかなければならないからだ。
彼らは旧世代の教育を受け続けることを義務づけられている一方で社会システムは瞬く間に変わっている。「本当はそんなこと学ばなくてもいい」といったことを、9年ないし15年間やらされてしまう。
10年後の仕事図鑑 堀江貴文×落合陽一 著より引用
落合さんは学校を運営する立場でもあるわけだが、なんとかしたくでもどうにもできない現状をこう書かれていました。
落合さんも、子供を幼稚園に通わせたくない!と書かれていました。
僕にはまだ幼い子がいるが、幼稚園に通わせたくないと思っている。もちろん例外も多いが、幼稚園で時間を過ごすことは人生における損になるだろう。
10年後の仕事図鑑 堀江貴文×落合陽一 著より引用
損とまではっきり名言されていて、おぉっと思います。
が、確かに集団を通しての社会性は身につく部分はあるかもしれませんが、少なくとも私は人見知りだった(今でも)ので、幼稚園では息をひそめていました。
毎日が楽しくなかったし、本当にズックに画鋲を入れられていた時は、感情が湧いてきませんでした。
まあ、でも集団に属せなかったことで会社を起こそう!というエネルギーに繋がったわけでしょうから、いじめてくれてありがとう!君と幼稚園のお陰で内なるハングリーさに気づけたよ。と今はいえますね。
でもそれ以外に、幼稚園で良かったこと・・・
わからない。
幼稚園辞めようかな、と悩んだ時
落合陽一さんの本が出たのはごく最近で、幼稚園を辞めようかな・・と悩んだ時に読んでおきたかったな、というフレーズでした。
これからはAIが人間の仕事を担っていく、人間の仕事がなくなる!
でも悲観しないで共存しよう。
人間がやっていた面倒な仕事は全部AIや機械に任せたら、人間は何をする?
ということもおっしゃっていて、じゃあ子育てを楽しもう!というのも一つなんじゃないか。と書いていらっしゃいました。(超AI時代の生存戦略という本)
AI将棋が話題になりましたが、私が幼稚園に通っていたときにはスマートフォンなんてありませんでした。
飲食店の情報はスマートフォンで評価を見て、写真はインスタグラムを参考にする。
ムービーを撮って投稿して、いいねが集まると嬉しい。
そんな時代がくるなんて。
ましてこれからの未来は予測不可能です。
ならば、自分たちらしく楽しく、楽しく生きていかなければなあ、と思います。
幼稚園が楽しければそれでいいし、肌に合わなければ辞める。
入学金はもったいなかったけど・・・
でも、自分に嘘をつきながら通って、結局人生のためになったのかなあ。と疑問に苛まれるくらいなら、パッと辞めて次のことを考えるのも一つ。
少なくとも私は幼稚園を1年未満で辞めて正解だったなあと思います。
受験対策なしで私立小学校に合格
何も受験対策していないんですが、お陰様で私立小学校に合格することができました。
ま、私立小学校、一回落ちたんですけどね。
もう一回受けて、どうしても入りたい!と。
狭き門をくぐらせていただきました。
合格したぞ!といいたいわけではないんです。
幼稚園を辞めたって、それが起因して悪い影響が出る!なんてことはないと感じます。
幼稚園に行くことも、意味があるのかな?と疑問が残ります。
私立小学校になんとか合格できたのは、本当にありがたいことです。
幼稚園にしがみつかなくても、なんとかなったよ、ということをお悩みの方に残しておきたかったので書きました。
幼稚園を辞めても、困ることは何ひとつありません。
さて、これからどうなるんでしょう、こども内閣 ケチャップで人生実況していきたいと思います。
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