こども内閣 学び省のソースです。
ついつい朝の忙しい時に、子どもが言うことを聞かないとカッとなって叱ってしまう、ありますよね。
昔読んだ本の前書きで、こんなフレーズがありました。
子は親の鏡
けなされて育つと、子どもは、人をけなすようになる。
とげとやけした家庭で育つと、子どもは、乱暴になる。
不安な気持ちで育てると、子どもも不安になる。
「かわいそうな子だ」と言って育てると、子どもは、みじめな気持ちになる。
子どもを馬鹿にすると、引っ込みじあんな子になる。
親が他人を羨んでばかりいると、子どもも人を羨むようになる。
叱りつけてばかりいると、子どもは「自分は悪い子なんだ」と思ってしまう。
励ましてあげれば、子どもは、自信を持つようになる。
広い心で接すれば、キレる子にはならない。
褒めめてあげれば、子どもは、明るい子に育つ。
愛してあげれば、子どもは、人を愛することを学ぶ。
認めてあげれば、子どもは、自分が好きになる。
見つめてあげれば、子どもは、頑張り屋になる。
分かちあうことを教えれば、子どもは、思いやりを学ぶ。
親が正直であれば、子どもは、正直であることの大切さを知る。
子どもに公平であれば、子どもは、正義感のある子に育つ。
やさしく、思いやりをもって育てれば、子どもは、やさしい子に育つ。
守ってあげれば、子どもは、強い子に育つ。
和気あいあいとした家庭で育てば、子どもは、この世の中はいいところだと思えるようになる。
子どもが育つ魔法の言葉 ドロシー・ロー・ノルト著より引用
これは、世界22カ国で愛読され、日本でも120万部を超えるベストセラーとなった子育てバイブルと言われる子どもが育つ魔法の言葉という本の冒頭の文です。
思い通りにいかないと、どうしても言ってしまうんですね。
頭で考える前につい言葉が出てしまう。
でも、そうやって感情的になっていると、感情的な子を育てることになってしまう。
はっとさせられました。
子どもは親のことをしっかりと見ています。
それで、着実に真新しいスポンジのようにいろんなことを吸収していくわけです。
時にはつい言ってしまうこともあるかと思います。
でも、最終的には明るい家族で在りたいなって思います。
明るく優しい子に育ってほしいなって思います。
親が子どもを叱るのは、たいてい、子どものためを思ってのことですが、それが子どもにはわかりません。
子どもは、叱られると、頑張ろうと思うよりも、がっくりしてしまいます。
とくに、幼い子どもは、叱られると、自分が嫌われているのだと思ってしまいます。
自分のやったことを正されているだけなのだとは思えないのです。
では、上手な叱り方とは、どのようなものでしょうか。
まず、言葉を選ぶことです。
子どもの心を傷つけるようなことを言つてはいけません。
その子のやったこと、つまり、その子の行動を正すような言葉だけを使ってください。その子のやったことは間違っているが、その子を嫌いだから叱っているのではない、ということを伝えてほしいと思います。子どもが育つ魔法の言葉 ドロシー・ロー・ノルト著より引用
ついつい忙しいことを言い訳に、なんで?どうしてそういうことをするの!と声を上げてしまうかもしれません。
朝の、1分が大事な時、
そういう時こそちょっとだけ心のゆとりを持ちたいもの。
僕のことを嫌いなんだ・・・と、そう思ってしまわないように、一呼吸置いて話すことが大切です。
子どもをいつまでのつこく叱るのは、逆効果です。人間は誰しも間違いを犯すものです。叱るのは、その場限りにしましょう。そういうときも、頭ごなしに子どもを叱りつけないようにしましょう。
大切なのは、子どもが失敗から学べるように導くことです。
子どもが育つ魔法の言葉 ドロシー・ロー・ノルト著より引用
一度言ってわからないと、つい何度も言ってしまいたくなるんですよね。
でも、これは考えを押し付けようとしているのかもしれません。
あくまでも親の価値観と子の価値観は違うのです。
子どもは基本に親のそばで育ちます。
最初から全てが備わっていません。
ライオンも、最初から全てが備わっていないから、いきなり生まれて3日目で草原に駆け出していったりしません。
もし草原に行ったらすぐにハイエナの餌食になります。
そうならないように、ちゃんと子どもは何もわからず、新しいことに興味はあるものの臆病であるようにプログラミングされているといいますよね。
忙しい時こそ心のゆとりを持って、ゆっくり、じっくり子育てをしなくては!と、はっとさせられる一冊です。
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