こども内閣 おでかけ省 大臣のおしょうゆです。
今日は、6歳ケチャップ総理と3歳マヨネーズ副総理を連れて、祝日の美術館にやってきました。
おしょうゆ大臣、お仕事でニューヨークに住んでいた日本人で、著名な方にお話をお伺いする機会がありました。
その中で、子供にはどんな教育を意識していますか?という話題になったんですね。
その方はこうおっしゃっていました。
「私は美術館に連れて行くようにしています。」
え、美術館?
ヨーロッパでは子連れ美術館は当たり前
■もくじ
日本だと美術館に子連れというと、どうしても顰蹙を買ってしまうイメージはありませんか?
ですが、ヨーロッパでは子連れで美術館に行くのはごく普通のことなんだそうです。
そうやって、多感な時期に芸術に触れさせる。
そもそも子供たちも慣れていて、美術館で走り回ったり大声をあげる、ということもないんですって。
むしろ質問が飛んでくるのだとか。
「ねぇ、この絵はどうしてここに太陽があるの?」と、いろいろ気づくんだそうですね。
さらに、ヨーロッパの美術館は週末に無料開放しているところもあって、子連れや学校のイベントで美術館に行く、という光景も珍しくないのだそうです。
そして、モネを見ながらモネを描こう!というような学校教育もあるんです。
なんと贅沢な!
早速子連れ美術館に行ってみることに
そんなわけでありまして、早速美術館に6歳 ケチャップ総理と、3歳 マヨネーズ副総理を連れて行ってきました!
雨でも濡れずに新国立美術館にたどり着くことができます。
日本の場合美術館に子供を連れて行くのはどうか?というと意見が分かれるところではないでしょうか?
静かに観たい、という考え方は理解できます。
逆に、子供が入れる日程を作ったら?というような建設的な意見も出ていますよね。
ただし、子供が飽きない工夫をするとか、しっかり手を繋いで(子供にとって)どういうポイントで観たら良いのかを話す、とか、親の工夫が要だとは思います。
ケチャップ総理はなぜか彫刻のような立体は好きなんですが、聞いてみると絵画は嫌い、つまんない。とのこと!
それでもまずは行ってみましょう、と背中を押しました。
美味しいケーキもありますから!ね、ケチャップ総理!
乃木坂駅直結の新国立美術館へ
こうして乃木坂駅直結の新国立美術館へとやってきましたこども内閣であります。
今日は雪が降ったので念のため電車移動です。
雨の日もとても助かりますよ、子連れでも、ベビーカーを押してでも助かります。
至上の印象派展 ビュールレ・コレクション
今回のお目当はこちら!
至上の印象派展、ビュールレ・コレクション。
本展ではドラクロワ、ドガ、マネ、ルノワール、ファン・ゴッホ、ゴーギャン、モネ、セザンヌ、マティス、ピカソ…「この絵はビュールレ・コレクションにあったのか!」と驚く、豪華な作家たちの競演が繰り広げられます。特に印象派・ポスト印象派の作品は傑作揃いで、絵画史上、最も有名な少女像ともいわれるルノワールの《イレーヌ・カーン・ダンヴェール嬢(可愛いイレーヌ)》とセザンヌの《赤いチョッキの少年》は印象派の中でも人気の高い両巨匠の「最高傑作」として知られています。
ビュールレ・コレクション ウェブサイトから引用
至上の印象派展で展示されている作品は、ドイツ生まれのエミール・ゲオルク・ビュールレという事業家が1人で集めたんだそうです。
事業に成功したお金で集めた作品はなんと600点以上。
その中の64点を日本で見ることができる、というものです。
ジュニアガイドを使って子供に説明しよう
至上の印象派展 ビュールレ・コレクションに行くと、ジュニアガイドが無料でもらえます。
このガイドは子供向けにとってもわかりやすく書かれていますから、子供に伝えたいことを説明するにはとっても良いツールです。
例えば印象派について、とてもわかりやすく説明しやすい文章があります。
印象派ってなに?①「印象派」の登場
今から150年近く前の1874年、フランスのパリで、モネやルノワールといったわかい画家たちが集まって展覧会を開きました。後に印象派を代表する画家として有名になるモネは、この展覧会に《印象、日の出》という絵を出しました。
モネたちの目標は、自分たちの絵をたくさんの人に見てもらい、画家として成功することでしたが、作品はよい評価をしてもらえず、展覧会は失敗に終わりました。
そして、この展覧会は「印象派たちの展覧会」とあだ名でよばれるようになりました。
当時、印象派の絵が悪く言われた理由は、がれらが描いた絵が伝統的な描き方の絵とはまったくちがう、ざん新な絵画だったからでした。至上の印象派展 ビュールレ・コレクション ジュニアガイドより抜粋
これは、大人でもとってもわかりやすいですよね。
チケットを購入して早速美術館へ。
祝日ということもあってなかなか賑わっています。
でも子連れで美術館に行っている人は少ないようです。
いけません!
こども内閣で絶大なる支持を誇るハーゲンダッツが販売されていました。
まずは美術展を子連れで楽しむことが目的なので、ここは急いで通りすぎる必要があります。
では、早速子連れで至上の印象派展、ビュールレ・コレクションに入ってみます。
ベビーカーは入り口で預かってもらうことができました(無料)
子連れ美術館 6歳&3歳の反応は?
(撮影OKの箇所もある美術館)
クロード・モネ 睡蓮の池、緑の反映は撮影可能でした。
無料で貰える子供向けパンフレットにはこんな風に書いてあります。
目の前いっぱいにひろがる池!
展覧会の最後の部屋には、びっくりするほど大きな絵があります。
40代になってからフランス北部のジヴェルニーにうつり住んだモネは、その後自分の家の庭にすいれんの池をつくり、毎日のように庭をながめて絵を描くようになりました。
この絵はモネが観た、ある日の池の風景です。
真ん中に立って見たり、はしに寄って見たり、はなれて見たり、いろいろな所から見てみてください。
大きな画面から、どんな風景が見えますか?至上の印象派展 ビュールレ・コレクション ジュニアガイドより抜粋
6歳 ケチャップ総理は、絵を見るなんてあまり楽しくない!と言っています。
3歳 マヨネーズ副総理は、見ない!とご機嫌ナナメ。
あぁ、やっぱりダメなんですかねえ。
箱根彫刻の森美術館へはなんども行っています。
ここは思いっきり走り回りながら、アートを楽しめますから子供たちも楽しめるんです。
でも、やはり絵画のみの新国立美術館に子連れで行っても、なかなかいい反応は得られないのか。
と、そこに、、
この海はどうやって描くの?
この海はどうやって描くの?
6歳ケチャップ総理からの質問が出ました。
見ると、真っ青な海には白い波が立っています。
この海の様子に興味を持ったんですね!
ケチャップ総理が反応を示した絵画がこちら!
カナレットという画家の、サンタ・マリア・デッラ・サルーテ聖堂です。
正確にはこの絵画で、違う時間が描かれているものが展示されていたのですが、上記がパブリックドメインになっていたので添付してみました。
絵を描くことが好きなケチャップ総理、事前に絵を見たら上手な絵を描けるようになるかもよ。と言ったことも関係しているんでしょうが、一枚の絵を好きになったようでした。
自宅に戻った後に・・・
さらに自宅に戻った後、パンフレットを見せたんです。
すると、
「あれ?この絵は見なかったよね。」とケチャップ総理。
ちゃんと見た絵を覚えてるんですね〜。
そして、我が家に置いてある絵を指差したんです。
あ、これも海の絵だ!と。
我が家も複製画ですが6枚絵を飾っているんですが、その絵を意識してくれました。
3歳はノーコメント、でも
3歳、マヨネーズ副総理は特にコメントは得られませんでした。
でも、まったく何も言わない時って、むしろ何かを感じていたりするんですよ。
感じているけど表現できないとか、照れ臭くて話さないんです。
とうことで、やはり美術館に子連れで行くのはとても意味のある教育だと思いました。
美味しい物もいっぱいの美術館
美しい美術展を見た後は、おいしいお菓子を楽しみましょう。
北海道メロンジュレ。
どれも美味しそうで迷ってしまいますね。
まとめ
ということで、子供を連れての美術館。
子供を連れて行くのはどうなの?という話はこの場では結論が出ません。
が、子供にとっては少なからず良い影響がある、と感じました。
世界で評価されている絵画なので、美しいな!と感じる構図や色使いなどのポイントがあります。
時代背景とかそういうものはともかく、素敵な絵を早い段階で観てみる。
これはとっても大事なことだな〜と、こども内閣でも感じました。
最後に、こちらは6歳ケチャップ総理が撮影した写真!
おしょうゆ大臣よりも、うまいかも・・・。
この展覧会は2018年5月7日までやっています。
中学生未満は無料なので、一度チャレンジしてみてはいかがでしょう?
国立新美術館(六本木)
〒106-8558 東京都港区六本木7丁目22−2
03-5777-8600
休館日:火曜
開館:10:00〜18:00
(金曜・土曜・一部の日程は20:00まで)
子連れ美術館の場合は特に、チケットはチケットぴあなどで事前購入しておくとスムーズです。
やっぱり名画は見せるべきですね。まずは本も良いです。